都立高校生が、自ら関心のあるテーマ・企業・職業で職場体験に参加するプログラム、東京都立高校生職場体験事業「ジョブキャンプ2024」の実施にあたり、高校生が安心して参加できるよう各企業等受け入れ先に同行するファシリテーターをキャリアコンサルタント有資格者から募りました。自社でも職場体験を受け入れた他、事前・事後のアンケートにより、参加した高校生の意識変化を確認し、属性ごとに分析して効果測定を行いました。各高校内でのマナー研修等も各校のリクエストに応じて実施し、学校独自のインターンシップなどの取り組みが一層効果的になるようバックアップしました。
日本マンパワーの登録有資格者から、ファシリテーターとして約160人のキャリアコンサルタントがエントリー。3日間の職場体験プログラム(事前研修1日、各企業での体験プログラム2日)で高校生を引率しました。参加者の緊張感を和らげ、企業側との橋渡しになるよう寄り添い、安全に、安心して参加できるよう見守り、さまざまなサポートを行いました。
日本マンパワー本社でも、職場体験プログラムに参加し、「創る」「支える」をテーマに希望生徒を受け入れました。高校を卒業してからの「学び」について考えたり、企業で実施されている「キャリア研修」を体験したり、企画や営業で活躍している社員にインタビューを行ったりしました。
担当した社員のコメント
インタビューの担当をしましたが、終始熱心にメモをとりながらお話を聴いていただきました。学生時代から現在の職場での取り組みやうれしかったこと、好きなことなど、今働いている人のリアルな姿を理解しようとされている様子が印象的でした。進路選択に関する迷いが話題に出て、がんばってほしいという思いと、日ごろ若手社員のキャリア研修の仕事をしている立場から「自分が何を大事にしているか、自分自身と見つめ合って進路選択出来たらいいですね」と声をかけました。
職場体験の前後で参加した高校生にアンケートを実施しました。
分析結果から、職場・現場を自分の目で見ることで、仕事の内容や働いている人の気持ちや考えについて知り、イメージできるようになったなど、全体的に意識の変化が見られました。
属性ごとの分析例では、職場体験先の仕事に興味がなかった層において、興味があった層と比べて参加前には低かった仕事への理解や、前向きな意識の項目において、参加後の伸びが著しく見られるなど、本取り組みの意義が示唆されました。
各高校の取り組みやスケジュールに応じ、インターンシップに必要なマナーなど、学校の要望に応じた研修を11校で実施しました。「社会人の先輩に聞いてみよう!」というテーマでは、日本マンパワーで社会人生活をスタートした2024年の新入社員が、実際に就職してみて日ごろ感じていることを紹介したり、高校生たちの生の質問に答えたりしました。
担当した若手社員のコメント
緊張しながらのお話でしたが、これまで学校時代から人に対して接し方を工夫してきたことなどを自分なりに伝えました。徐々に質問が具体的に、また前向きになってきた印象で、社会人のイメージが等身大に伝わったのならとてもうれしいです。
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