STEPプロジェクト 実施結果

保育・栄養科 STEPプロジェクト 実施結果(株)日本マンパワー報告・まとめ
東京都立赤羽北桜高等学校 令和4年度 専門高校における民間OB等活用事業

令和4年度実施事業について、(株)日本マンパワーで実施内容や効果測定等の結果を報告書としてとりまとめ学校にご提出しました。その概要を紹介させていただきます。

■1.外部講師によるゼミ

保育・栄養科の2年生の生徒を対象に、外部講師13名が「探究活動等アドバイザー」として10テーマ、各10回のゼミ形式の授業を実施しました(講師の依頼・探索は日本マンパワーが実施)。

■2.生徒の取組み

各ゼミでは、講師やゲストと共に6~10名の生徒が個人・グループで様々な活動を行いました。授業後「日誌」を記載し、ゼミでの中間まとめ・発表会、個人でのまとめを行いました。

■3. 生徒の意識の変化

STEPプロジェクトの事前・事後で行った生徒のアンケート結果で、キャリア教育で育成すべき「基礎的・汎用的能力」の4つの力に関する各項目で、伸長がみられました。統計的に有意な差が見られた項目(下記赤枠部)もありました。


■4. ゼミにおける4つの力の育成要因

 講師ならびに生徒へのキャリアコンサルタントによるヒヤリング(※下記参照)を実施しました。アンケート等の結果も合わせ、4つの力の育成につながる講師の「生徒の成長につながるかかわり」生徒の「意識・行動の変化」として、それぞれ9つの要素が抽出されました。あわせて、教員へのヒヤリング・アンケートから、教員の視点を付加して概念図を作成しました。

キャリアコンサルタントによる生徒へのヒヤリングの効果

10テーマのゼミの代表生徒に、キャリアコンサルタントによるヒアリングを行いました。生徒の感想コメントから、下記2点をヒヤリングの効果として整理しました。


①これまでの活動を(具体的に)振り返ることができた。

生徒の感想より

今までの授業内容を振り返られたから。今まで勉強になったことや考えたことをより詳しく見つめ直すことが出来ました。

緊張もしなかったし、笑顔でお話を聞いてくれたので、話をしていて楽しかったです!話をする上で自分も、今までの事を改めて振り返ることが出来たので良かったです。

②(①により)自身の考えや学びを整理、明確化できた。

生徒の感想より

課題研究での出来事を全て整理することができ、大変という気持ちが大きかったけど、とても充実した半年だったなと思えるようになった。

課題研究を通して自分がどのようなことを感じ考えたのか、言葉にして話したことで明確になったから。

■5. 課題と次年度に向けた施策(案)

事業全体を通じ、講師・生徒・教職員に対して行った効果測定(成果と課題の確認)のための取組みから見えてきた課題をコンセプトとし、『令和4年度の取組みの成果を再現し、さらに発展的に実現すること』を目的として、今後に向けた施策(案)をとりまとめ、提案しました。


お問い合わせ先

キャリア支援事業準備室 tankyu@nmp-g.jp
※上記メールアドレスよりお問合せください。折り返し担当よりご連絡させていただきます。
ページトップへ戻る